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看護学部前野講師が代表を務める研究が学術大会ベストポスター賞を受賞


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静岡県に住む多様な分野の研究メンバーで「日本国際保健医療学会学術大会 ベストポスター賞」を受賞

看護学部の前野真由美講師が代表を務める、研究「静岡県在住外国人の終末期における医療の決定や生活に対する希望 -質問紙調査より-」が、12月1、2日に開催された第33回日本国際保健医療学会学術大会で、ベストポスター賞を受賞しました。

受賞について

前野講師と共同研究者のみなさん

現在、在住外国人の定住化、高齢化は進んでおり、ことばの障がい、医療に関わる生活や習慣の違い、宗教の違いがある中、外国人は死を迎えていくと考えます。
今回の研究では、様々な国籍や宗教、職業をもつ静岡県在住の外国人の、人生最期のとき(終末期)に関する様々な考えがわかりました。その中から4つ挙げます。
  1. もしものとき、エンディングに近くなった場合、病名について知りたいですか。???7割の方が「はい。」と答えていました。
  2. もしものとき、エンディングが近いとき、どこの国で暮らしたいですか。???6割の方が「母国」と答えていました。
  3. もしものとき、エンディングが近いとき、何を一番大切にしたいですか。???8割の方が「家族」と答えていました。
  4. 埋葬(お墓等)はどこを希望しますか。???6割の方が「母国」と答えていました。

この研究は、本学国際関係学部 高畑幸教授、常葉大学健康科学部 前野竜太郎准教授、えのもと循環器科?内科 榎本信雄医師、静岡市助産師会 北島和子助産師、静岡済生会総合病院地域医療センター 岩﨑圭介医療ソーシャルワーカーなど、静岡県内の多様な研究メンバーで行われています。今回の発表者は、前野竜太郎准教授でした。
この研究のフィールドは、ボランティア団体「外国人のための無料健康相談と検診会」です。ここでは、「同じ地域に住む人々が、同じように健康に」を合言葉に毎年1回開催され、今年で21回目となりました。ボランティアとして、本学の看護学部、国際関係学部、短期大学部の教員、学生、院生らが参加しています。他に、静岡県内の他大学、病院、診療所の医療者や通訳者、学生、NPO、教会、弁護士、行政の方など、毎年、総勢150人ほどのボランティアが活動しており、その中での研究になりました。
これからも、地域の保健医療関係者のみならず、他分野の研究者、また、ボランティア団体関係者、外国人等と、在住外国人を尊重した終末期ケアについて考えていきたいと思います。同じ地域に住む皆で、平和に生きる、死するに、つながる研究になるよう努めたいと思います。
学術大会の参加者の多くの方から、質問やご意見をいただきました。様々な分野の研究者たちと、在住外国人の健康やこれからのことを、話し合うことができました。ありがとうございました。

前野 真由美


【関連リンク】
日本国際保健医療学会ホームページ
https://jaih.jp/


(2018年12月11日)

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