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古川光明教授が南スーダンにおけるスポーツを通じた平和と結束支援に関する著書を発刊


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国際関係学部の古川光明教授が南スーダンにおけるスポーツを通じた平和と結束支援に関する著書『スポーツを通じた平和と結束—南スーダン独立後初の全国スポーツ大会とオリンピック参加の記録』を刊行しました。

南スーダンは半世紀に及ぶ内戦を経て、2011年7月9日にスーダンから独立した最も新しい国です。しかし、独立から約1年半後の2013年12月に紛争が勃発。その後、和平合意がなされ暫定政権が樹立したものの、予断を許さない状況が続きました。

“フェアプレー精神に則るスポーツを通じて、南スーダンが一つになることを国民に呼びかけたい”。そのような同国政府の切実な思いを実現させようと、JICAは全国スポーツ大会開催を支援。同国政府は全国スポーツ大会を「National Unity Day(国民結束の日)」と命名し、現地にいた自衛隊や日本企業などの協力も得て、2016年1月に独立後初となる第1回大会が開催されました。以降、JICAは毎年「国民結束の日」の開催を支援しています。

本書は、南スーダンにおけるスポーツを通じた「平和と結束」の取り組みを描いたもので、著者である古川教授は、JICA南スーダン事務所長としてこの協力に一貫して関わってきました。自身の経験を踏まえて、なぜ同国で紛争が繰り返されるのか、なぜ平和構築のために「国民結束の日」支援なのかを解説し、大会開催までの険しい道のりや国外退避時の状況、そしてリオデジャネイロオリンピックが南スーダン人にとってどのような意味を持つものであったのかについて、当時のエピソードとともに綴っています。

スポーツを通じた平和と結束—南スーダン独立後初の全国スポーツ大会とオリンピック参加の記録

【関連リンク】
http://www.saiki.co.jp/site/jica/index.html
(外部サイトへリンク)



(2019年4月24日)

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